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デジタル時代におけるプライバシーの権利

The Right to Privacy in the Digital Age

会議概要

議場

国連総会第三委員会第73会期(2018年12月)

募集人数 

1議場12人 計24人

(別々の2議場を用意いたします。)​

会議フロント

会議監督 荒井ひかり(上智大学2年・四ツ谷研究会)

副会議監督 二木浩司(東京大学3年・駒場研究会)

議長 矢島壮(早稲田大学3年・早稲田研究会)

議長 伊藤駿介(明治大学2年・四ツ谷研究会)

秘書官 遠藤礼菜(明治学院大学2年・日吉研究会)

秘書官 佐藤亜美(早稲田大学2年・早稲田研究会)

使用言語(公式/非公式/文書)

日本語/日本語/日本語

国割(予定)

Australia

Austria

Brazil

Canada

China

Egypt

France

Germany

Japan

Mexico

Russian Federation

South Africa

Spain

United Kingdom

United States of America

European Commission

United States of America

議題詳細

議題概説

「2007年」

この年、世界は大きく変化しました。いつでもどこでもインターネットに接続できるプラットフォーム――アップルによる世界初のスマートフォン、iPhoneの発売です。現在では、インターネット環境があることは当たり前と化し、それがなければ仕事も生活も考えられないほどになっていますが、その当たり前を得られるようになってから、実はそれほど時間は経っていません。

 

技術の進歩は目まぐるしく、世界のあらゆるものが急速にデジタル化されています。0と1の羅列で表現された情報は一見無味乾燥ですが、解析の対象とされれば企業に利益をもたらし、政府に危険人物のリストを与えることになります。その解析は国内にとどまらず、国境を超えて国家・企業・個人に行き渡ります。しかし、そうしたデータの収集と解析は、無制限・無秩序になされてよいのでしょうか?

 

これは遠いところの話ではありません。皆さんがLINEを使えば、どんなスタンプが使われているか、といった情報が日々会社に送信されています。買い物をすればポイントカードにいくらかの還元が入りますが、その対価は何を買ったか、というあなたの個人情報です。YouTubeで動画を見ればそのデータは収集され、街を歩けば監視カメラがあなたの顔を認識しています。こうしたデータを保護するためのもの――それが、プライバシーの権利です。

 

19世紀の終わりにアメリカで誕生した”Right to Privacy”は、「文明人によって最も高く評価された権利」とも言われています。この背景には、文明を破壊したナチス・ドイツが情報監視によってユダヤ人を見つけ出し、パンチカードを使ってデータとして管理していた悲劇があります。現在109か国でプライバシーの権利を確保する立法がなされており、権利確保の取り組みはゆっくりと、しかし着実に進んできています。ですが、技術の進歩は法の発達をはるかに追い越しており、スノーデン・ショックやGAFAによるデータ独占など、少し振り返ればこのデジタル社会におけるプライバシーの問題は山積しています。

 

デジタル化が進む現代において、「プライバシーの権利」が意味する内容やその保障する対象はどこまで及ぶのか。そしてそのプライバシーの権利の原則に対して、国家によるプライバシーの制限はどの程度認められ、企業による個人データの収集はどこまで可能なのか。

 

20世紀は石油の世紀であったが、21世紀はデータの世紀となる。――この予言が的中するならば、「プライバシーの権利」を国際社会で確立することこそが今世紀の世界の平和と発展を支えることになるでしょう。

 

人々のプライバシーは、そして私たちの未来は、一国の大使であるあなたの手にゆだねられます。

議題設定理由

『デジタル時代におけるプライバシーの権利』を議題に設定した理由は主に5つあります。

➀身近かつ面白い人権であること

 模擬国連において話し合われる人権は様々ありますが、プライバシーの権利は一大学生である私たちにとっても身近な人権です。例えば私たちが毎日使うLINE、そのトークに関する情報の一部を会社が収集していること、ご存知ですか?プライバシーの権利は、自分の生活と隣り合わせにある人権であり、かつまだ議論が熟されていない人権だからこそ、模索する楽しさがあると思います。

 

②根拠をもってスタンス形成や議論が可能なこと

 プライバシーの権利は、国や地域単位で法律やルールが定められています。また、ICDPPC(International Conference of Data Protection & Privacy Commissioners )など、国連以外の場でもプライバシーの権利は話し合われています。そのため、自国のスタンスを根拠をもって立てることが可能です。「自国のスタンス及び国益設定などにおける根拠の曖昧さ」を改善し、自国としっかりと向き合うことができます。

 また、法的根拠や判例、様々な国際社会の場でのこれまでの議論及び形成された合意などを根拠に、発言や反論再反論、意見のすり合わせをすることができます。

 ☞コンセプト②③④

 

③様々な対立軸が存在すること

 プライバシーの権利は、例えば大陸法と英米法を背景とした対立など、様々な対立軸が存在します。様々な対立軸があることで、深い議論をすること、つまり意見をすり合わせより良いゴールを全体で模索することが可能です。

 ☞コンセプト②③

 

④一つのゴール(コンセンサス)に向けて議論することが可能こと

 当会議では、「議論」を「根拠に基づいた意見のすり合わせをし、より良いゴールを目指し全体で模索すること」と定義しています。意見をすり合わせるためには先述の通り対立軸は必要です。ですが、その対立が激しすぎると、意見をぶつけ合うことにとどまり、意見のすり合わせをし、より良いゴールを目指し全体で模索することが難しくなってしまいます。プライバシーの権利は近年本格的に議論され始めた議題であり、対立軸はあるものの、世界全体で一つのより良いゴールに向けて話し合われている議題でもあります。そのため「議論」する楽しさを参加者の皆さんに体感していただくことができると考えました。

 ☞コンセプト②③④

 

➄関係のない国が発生しにくいこと

 当会議では、参加者の皆さんに一つの会議と向き合い切り、当会議をさらなる成長へのステップアップの機会として活用していただきたいと考えています。そのためにも、会議準備を活かす場、そして会議で行動に移せる環境をフロントが整える必要があります。プライバシーの権利は話し合いの余地が大いにある人権であり、国によって大きく発言の機会が偏ることを防ぐことができます。すなわち関係のない国(あまり必要のない国)が発生しづらく、参加者の皆さんに積極的に議論に参加していただけると考えました。

 ☞コンセプト➀➄

 

とても魅力的な議題なので、一国の大使としてこの議題と向き合っていただけたら幸いです。

会議詳細

会議の特徴

【議論議論 】

*議長との事前調整

*議論議論時間の制限

デリの皆さんには、会議前に議長とTT案について事前調整をしていただき、その調整を経て作成された議長案をもとに、会議当日に限られた時間で議論議論をしていただきます。これは、議論議論が必要以上に長時間化する傾向に対する問題意識から、会議当日の議論議論時間を削減し、実質議論の時間を十分に確保することを意図しています。

☞コンセプト②

 

【実質議論】

*インフォーマルメイン

*文言ベース

*議長による積極的なファシリテート

インフォーマルを原則とし、議長のファシリテートの下、文言をベースに議論(根拠に基づいた意見のすり合わせ)していただきます。議長が積極的にファシリテートするため、議論することに集中できます。一国の大使として自国の主張をしながら、全体におけるより良いゴールを目指し、妥協点を模索する楽しさや難しさを体感していただきたいです。これは安易な妥協を防ぎ、きちんと議論したうえで妥協点を見出してほしいというフロントの願いが込められています。

☞コンセプト②③④

 

【その他】

*少人数会議

1議場の人数を少なくすることで、各国大使が議論に参加しやすくし、そして議論を深めることができる環境を整えたいと思っています。

*シングルデリ

当会議は、シングルデリのみの募集といたします。これは、関西大会という前期が終わった時期において、自分の現状(自分の力がどれくらい伸びているのか、何が得意で何ができるようになりたいのか など)を知ること、そして主体的に会議に取り組んでいただきたいことを意図しています。

*レビューメンター制度

会議後に電話でのレビューメンターを行います。会議をご自分の視点から振り返ること、そしてフロント視点からの振り返りも共にすることで、デリの皆さんの得意なことや成長ポイントなどを見つけ出し、当会議をみなさんのこれからにつながる会議にしたいと考えています。

☞コンセプト➀➄

 

㊟2議場できた場合、2つの会議は関連を持たないこととします。(タスクなどの事前の共有も禁じます。どなたかと同じ議場が良いなどのご要望は、国割調査時にお聞かせください。ただし、必ずしもご希望に沿えるとは限りません。)

会議のポイント​

“Back to the bases”を合言葉に、新メンの方にとってはこれからの模擬国連ライフにおける“bases(基礎)”と、そして旧メン以上の方にとっては会議に複数回出ることで何気なく接するようになっている“bases(基礎)”と、今一度向き合い、模擬コッカーとして主体的に成長する体験をしていただきたいです。

こんな人におススメ!!

・デリとして成長したい/し続けたい人

・自分がデリとして成長しているのか分からなくなっている人

・模擬国連に慣れてきたな、と感じている人

・深い議論を楽しみたい人

・コンセプトや議題に惹かれた人

・しっかりと準備できる人

などにオススメです。

「不安だ」「難しそう」と感じる方も、「参加してみたい」「頑張ってみたい」という気持ちがあれば大丈夫です。ぜひアプライしてみて下さい。フロント一同、皆さんとこの会議を作り上げることを心より楽しみにしています。

会議監督紹介

会議監督自己紹介

こんにちは!

四ツ谷研究会旧メンの荒井ひかりです。

上智大学経済学部経済学科の2年生です。関東事務局で企画も務めています。

模擬国連は高校からはじめました。自分が大学でも模擬国連を続け、しかも関西大会で会議監督を務めているなんて、あの頃は想像もしていなかったです。今も続けている一番大きな理由は、やはり模擬国連が好きだからです。好きなことに自慢のフロントメンバーと共に邁進している今はとても幸せです。

関西大会まで全力で走り抜けます!

 

Q会議監督はどんな人?

二木:やる気とエネルギーにあふれています。フロント全体を盛り上げてくれるムードメーカーです。

矢島:才色兼備で頼りになるディレクです!中でも彼女のリサーチ力はすごい。僕をリクルーティングする際に、良い面も悪い面も完全に把握していて圧巻の一言に尽きました。(※もちろんプライバシーの権利は確保されています。)

伊藤:模擬国連への愛が山よりも高く海よりも深い人。いつも模擬のことを真剣に考えているとっても頼れる同期です!

遠藤:とても懐の深い人だと思います。頼りになるし、とても話しやすく、聞き上手なので、まさにお姉ちゃん!って感じの人です(私も姉にしたい…)。あと、すごくよく笑っていて、笑顔の素敵な人です!!

佐藤:女子力の塊 ひかり先輩さしすせそ

   『さ』っぱり

   『し』っとり

   『す』てき

   『せ』んぱい

   『そ』うしそうあい  ←嬉しい♡

会議監督になろうと思った理由

会議監督のお話をいただいて、「お引き受けしたい」と強く思いました。

もちろん不安がなかったわけではありませんし、旧メンで会議監督を務めることに重圧を今も感じています。それでも「やろう」と決断したのは、大きく3つ理由があります。

 

まず模擬国連に対して以下のような問題意識を抱えていたからです。

・ 会議に出るばかりで次に活かそうとしている(活かせている)人は多くはないのではないか?

・深い「議論」はなされているのだろうか?インフォーマルの意義とは何なのだろうか?

・一国の大使としての自覚が低いのではないか?(根拠の薄さ、文言などへの甘さetc. )

など

私が抱えていた、模擬国連に対するこれらの問題意識をできる限り改善した会議を作り、参加者の皆さんに各々度合いは異なっていても、何かを感じ、成長していただきたいと思いました。(コンセプトも併せて読んでいただけると嬉しいです。)

 

また、先輩方に教わったことを還元していくべきだと考えていたからです。

これまで研究会関係なく多くの先輩方にたくさんのことを教えていただきました。そして先輩方のお陰で一歩一歩成長してこられたと思っていますし、これからも貪欲に成長し続けたいと思っています。ですがそれと同時に、今後の模擬国連の発展のため、というと大げさですが、自分が先輩方に教えていただいたことを他の模擬コッカーに還元していくべきであると感じています。まだ成長途中の私ですが、これまで私と関わってくださった方々への感謝の気持ちも込めて会議を作りたいと思いました。

 

そして最後に、関西大会だったからです。

私にとって昨年の関西大会は大きな転機でした。初めて会議後に悔しくて泣きました。そして成長したい、と強く思い、会議に対する態度や考え方が変わりました。あの経験があったからこそ、今の自分がいると思っています。自分にとって思い入れのある大会だからこそ、今度は参加者の皆さんに自分の会議を経て何かを感じていただけたら幸せだと思い、会議監督になりました。

 

他会議フロント紹介

副会議監督:二木浩司

通称 二木氏。昨年は駒場研究会で研究統括を務め、これまで何度も会議を作られてきた会議設計のエキスパート!本当に頼りになる、信頼のおける副会議監督です。

 

議長:矢島壮

   通称 やじーさん。昨年は早稲田研究会で副会長を務め、中身も見た目も好青年な2019年度日本模擬国連代表!ふぁしる能力に長けている彼の議長は必見です。

 

議長:伊藤駿介

   通称 駿介。四ツ谷研究会で研究統括を務める、四六時中模擬のことばかり考え働いている、懐の深い男の子!視野の広い彼の議長も必見です。

 

秘書官:遠藤礼菜

    通称 れなちゃん。日吉研究会で研究を務める、昨年の関西大会で出会ったとっても面白い素敵な女の子!仕事は速く、精度も高い、笑顔が素敵な秘書官です。

 

秘書官:佐藤亜美

    通称 あみちゃん。早稲田研究会で会長を務める、高校時代から縁のあるとっても仕事のできる女の子!見た目の愛くるしさに反し、頭が切れ、面白すぎる秘書官です。

会議監督から意気込み・参加者へのメッセージ

【意気込み】

荒井 :参加者の皆さんに「この会議に出て良かった」と思っていただけるよう、全力を尽くします!

二木:デリの皆さんが参加してよかった!と思えるように全力を尽くします!

矢島:模擬国連を始めた時から挑戦したかった念願の議長をこの関西大会で務めさせていただけて光栄です!皆様が議論を楽しめるように頑張ります!

伊藤:精いっぱい議長を頑張ります!ぜひ来てくださいね!

遠藤:自分を変えようと思ったきっかけの1つである関西大会にこのような形でかかわることができて幸いです!だからこそ、多くの方に楽しんでもらえるよう頑張ります!

佐藤:KMUNCのフロントに携われるという貴重な経験を、会議参加者の皆さんと思いっきり楽しみたいです!

 

【メッセージ】 

“Back to the bases”を合言葉に、私たちと一緒に模擬国連とじっくり向き合ってみませんか?

 

少しでも「参加してみようかな?」と思ってくださった方、ぜひアプライしてみてください。きっとこの夏の思い出を彩り、今後の模擬国連ライフをも彩る機会になるはずです。

 

フロント一同、関西大会で皆さんにお会いできるのを心より楽しみにしています。

キャッチコピー

Back to the bases

当会議では、フロントの全面サポートの下、参加者の皆さんが“bases(基礎)”に立ち返り5つのことと向き合い、模擬コッカーとして成長する場所を提供いたします。 

 

①会議と向き合ってほしい 

みなさんは1つの会議と向き合い切った経験があるでしょうか?また、会議で“やりきった”と思えることはありますか? 1つ1つの会議経験の“濃度”を高めることが今後の成長につながると考えるため、参加者のみなさんには当会議を経て貪欲に多くのことを得て成長していただきたいです。 

フロントサポート: 少人数会議だからできる手厚いコメバ・メンター 

 

②議論と向き合ってほしい 

ここでは「議論」を「根拠に基づいた意見のすりあわせをし、より良いゴールを目指し全体で模索する」こととします。インフォーマルが活かされたり、深い「議論」がなされた会議は少ないという印象を私は持っています。参加者のみなさんに当会議を経て「議論」の楽しさを知っていただきたいです。 

会議設計ポイント:少人数会議 

         インフォーマルメイン 

         本会合における議論議論時間の削減 

 

③自国・他国と向き合ってほしい 

みなさんは自国の国益などをきちんと根拠をもって決めていますか?もちろん調べても国益や根拠は分かりづらいこともあり、創造する必要もありますが、創造するにも根拠が必要です。これまでデリやフロントとして会議に関わってきて、「なんとなく」で考え行動している人が多いと思いました。「模擬」国連であるからこそ、間違うことがあっても良く、挑戦するべきでもあります。ですがみなさんには一国の大使として、きちんと根拠に基づいて行動し、挑戦していただきたいです。 

フロントサポート:議論に必要な知識を必要十分にまとめたBG 

         工夫を凝らしたタスク 

          

④文言と向き合ってほしい 

みなさんは自国の文言や会議の決議にきちんと責任を持っていますか?自国の文言は自国のゴール、会議の決議は会議のゴールです。だからこそ、「なんとなく」「~な感じ」といった根拠のないフィーリングで接してはいけないと思っています。当会議で文言ととことん向き合い、一語一句までこだわって文言を作る「議論」をしていただきたいです。 

会議設計ポイント:文言ベースでの話し合い 

          

⑤自分自身と向き合ってほしい 

これまで4つのみなさんに当会議で向き合っていただきたいことをお伝えしました。これら4つと向き合い、フロントと共に努力することは、すなわち自分自身と向き合うことになります。自分の得意なことや成長ポイントなどを見つけ出すためにも、当会議をさらなる成長へのステップアップの機会として活用していただきたいです。 

会議設計ポイント:シングルデリ 

フロントサポート:レビューメンター制度 

 

みなさん、「模擬」国連をこなすようになってはいませんか? 

参加者の皆さんがもう一度“bases(基礎)”に立ち返り、5つのことと向き合い成長することをフロント一同全力でサポートいたします。私たちは、上記のコンセプトに賛同いただける、意欲的なあなたのご参加を心よりお待ちしております。